第88回選抜高校野球大会に、初出場となる滋賀県の滋賀学園。
滋賀学園の歴史は、1933年(昭和8年)に和服裁縫研究所として開設され、
1976年に八日市高等専門学校となり、1984年八日市女子高等学校になり、
1999年に滋賀学園高等学校に名称を変更し、男女共学の高校となりました。
男女共学となった1999年に野球部も創部され、
その10年後、2009年の夏に甲子園初出場しています。
2015年秋季滋賀県大会で3位になった滋賀学園は、秋季近畿大会に出場。
近畿大会では、決勝戦まで駒を進め、大阪桐蔭に2-3で敗退していますが、
準決勝戦で龍谷大平安と対戦し8-1と7回コールド勝ちするなど、着実に力を着けています。
(秋季近畿大会)
一回戦:大商大堺(大阪)に6-1で勝利
準々決勝戦:報徳学園(兵庫)に延長14回の末、1-0で勝利
準決勝戦:龍谷大平安(京都)に8-1、7回コールド勝ち
決勝戦:大阪桐蔭(大阪)に2-3で敗退
近畿地区の選抜枠は、6校となっていますので、
準優勝を遂げた滋賀学園は、センバツ初出場の切符を手にしました。
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滋賀学園のデータ
新チームとなってからの成績をみてみましょう。
まず公式戦を含む試合成績は、59試合行い44勝11敗4分となっています。
公式戦は、16試合で14勝2敗といった成績を残しています。
滋賀学園の新チームの特徴ですが、2年生バッテリーを中心にバランスのとれたチーム!となっています。
◇攻撃力
チーム打率は348で、公式戦16試合での打率は360となっています。
本塁打は、チーム全体で23本(公式戦3本)となっています。
打線のキーマンとして監督も期待しているのは、
1番の徳留魁人右翼手3年(右投・左打)で、打率444(公式戦439)で、
本塁打も2本と積極的なバッティングが魅力です。
2番の井川 翔二塁手3年(右投・左打)は、打率366(公式戦323)で、
小技も得意な打者です。
3番の後藤克基捕手2年(右投・右打)は、打率400(公式戦424)で、
足も速い選手です。
4番の馬越大地一塁手3年(右投・右打)は、打率421(公式戦441)で、
本塁打8本(公式戦3本)と長打力のある選手です。
5番の松岡立城三塁手3年(右投・左打)は、打率401(公式戦382)
6番の山口竜輝左翼手3年(右投・左打)は、打率321(公式戦444)
と、公式戦の1試合平均6.4得点を叩きだす打線です。
◇投手力
滋賀学園のエースは、沖縄出身の神村月光投手2年(右投・左打)で、
最速144㌔のストレートを投げる本格派右腕です。
防御率1.99(公式戦1.84)
・奥東草太投手3年(右投・右打)…防御率2.31(公式戦4.32)
・沖田大輔投手2年(左投・左打)…防御率2.52(公式戦0.00)
・棚原孝太投手2年(右投・右打)…防御率1.56(公式戦2.79)
奥東投手は、速い変化球が武器
棚原投手は、スライダーが武器
エースの神村投手は、2種類のカーブに、縦横のスライダー、チェンジアップにスプリットと多彩な変化球の制球もよく、滋賀学園の大黒柱となっています。
◇監督プロフィール
山口 達也氏(やまぐち たつや)
1971年6月9日生
滋賀県生まれ
大津商から青森大へ進まれています。
1999年に滋賀学園の教員になられ野球部のコーチに。
翌年の2000年から監督に就任されています。
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まとめ
秋季近畿大会では、あの龍谷大平安を相手にコールド勝ちし、
大阪桐蔭とも互角な勝負をしています。
全国でも強豪とされる高校を相手にした秋季大会で、自信がついたことでしょうね。
また、2年生バッテリーの活躍もあり、センバツだけでなく夏も目が離せない高校の一つになりそうです。
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