第88回選抜高校野球大会に、初出場となる兵庫県の明石市立明石商業高等学校。
明石商は、夏の甲子園の出場もなく、今センバツが初の甲子園となります。
明石商は、1953年(昭和28年)に開校され、野球部の創部も開校と同時ということで、
今年で63年目を迎えます。
兵庫県といえば、高校野球の参加校も多く、強豪校も多い地区ですが、
明石商は、2011年の春に県大会で優勝、夏は2010年から5年連続で準々決勝に進出。
また、昨年の夏には、準優勝するなど徐々に頭角を現してきました。
2015年の秋季兵庫県大会で優勝した明石商は、秋季近畿大会に出場。
その近畿大会では、準決勝まで駒を進め、大阪桐蔭と対戦し5‐3で悔敗しています。
【秋季近畿大会】
一回戦は、福知山成美(京都)と対戦し延長11回の末4‐3で勝利
準々決勝戦は、市和歌山(和歌山)と対戦し7-0と7回コールド勝ち
準決勝戦は、大阪桐蔭に5‐3で敗退しています。
近畿地区の選抜出場枠は、6校となりますので、4強入りした明石商は、
嬉しい甲子園初出場の切符を手にしました。
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明石商のデータ
新チームとなってからの成績をみてみましょう。
まず公式戦を含む試合成績は、55試合行い50勝4敗1分となっています。
公式戦は、12試合で11勝1敗といった成績を残しています。
明石商の新チームの特徴ですが、公立校ながら部員数は88人の大所帯、
全員野球を身上とするチームです。
◇攻撃力
チーム打率は353で、公式戦12試合での打率は354となっています。
本塁打は、チーム全体で7本(公式戦1本)となっています。
打線の軸となるのは、4番の小西翔太一塁手3年(右投・右打)で、
打率492(公式戦405)、本塁打2本と右方向にも長打が打てる選手です。
また、5番の藤井聖也捕手3年(右投・右打)は、打率295(公式戦345)
6番の松下雄大二塁手3年(右投・右打)は、打率339(公式戦423)、
本塁打2本と4番に匹敵する活躍をみせています。
明石商の主将、大西進太郎遊撃手3年(右投・右打)も、好打者で
打率413(公式戦333)と足も速い選手です。
3番の橋本和紀右翼手3年(右投・左打)は、打率389(公式戦432)と
高打率を残しています。
このように明石商の打線は、どこからでもチャンスメイクができ、
また、堅実に走者がでるとスコアリングポジションに送る野球をします。
◇投手力
明石商のエース・吉高 荘投手3年(右投・左打)は、最速142㌔の直球に
スプリットを武器に持つ投手です。
防御率1.84(公式戦0.91)
・山崎伊織投手3年(右投・左打)…防御率1.42(公式戦3.00)
・西川賢登投手3年(右投・右打)…防御率3.21(公式戦0.00)
・三浦功也投手3年(右投・右打)…防御率2.41(公式戦1.50)
山崎投手は、シュートやカットボールを持ち球とし球速もある投手です。
また、三浦投手も本格派右腕で140㌔を超える直球を投げ込んできます。
西川投手は、130㌔台後半のストレートでテンポよく打たせて取るタイプの投手です。
◇監督プロフィール
狭間 善徳氏(はざま よしのり)
1964年5月12日生
兵庫県生まれ
明石南高から日体大へ進まれています。
明徳義塾中学軟式の監督時代には、4度の全国優勝の実績があり、
明石商には、2006年よりコーチに、2007年から監督に就任されています。
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まとめ
兵庫県という激戦区の中、公立高校とは思えないほどの充実した戦力で、
甲子園に乗り込んできた明石商。
冬の間は重さ1.3㌔の竹バットを振り込んで強化してきたそうです。
甲子園初出場ですが、かなり手強いチームになっています。
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