第88回選抜高校野球大会に、11年ぶり5回目の出場となる和歌山県の市和歌山高校。
正式名称は、和歌山市立和歌山高等学校ですが、市和歌山となる場合の読み方は、
「しわかやま」ではなく「いちわかやま」と読みます。
市和歌山は、これまで甲子園に春4回、夏4回の計8回の出場があります。
甲子園での通算成績は、10勝8敗となっており、
1965年の春に準優勝、1967年の春にはベスト8になっています。
夏は、1967年のベスト4が最高順位になります。
2015年の秋季和歌山県大会で優勝し、秋季近畿大会に出場。
近畿大会では、一回戦・平城(奈良)と対戦し、13-1とコールド勝ち、
準々決勝戦・明石商(兵庫)と対戦し、7-0でコールド負けを喫しています。
近畿地区の選抜出場枠は6校となっており、県大会の闘いぶりが評価され
6枠目の甲子園の切符を手にしました。
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市和歌山のデータ
新チームとなってからの成績をみてみましょう。
まず公式戦を含む試合成績は、55試合行い41勝13敗1分となっています。
公式戦は、9試合で8勝1敗といった成績を残しています。
本塁打は、チーム全体で19本(公式戦3本)となっています。
市和歌山の新チームの特徴ですが、左右の2枚看板を擁した守りに野球!
◇攻撃力
チーム打率は309で、公式戦9試合での打率は370となっています。
好調の1,2番コンビ!
1番の山崎拓哉三塁手3年(右投・右打)は、打率310(公式戦452)
2番の河崎 真二塁手3年(右投・左打)は、打率353(公式戦361)と主将としてもチームを引っ張ります。
また、秋季大会では、1,2番が入れ替わることも多かったようです。
そして、打線の軸となるクリーンアップは、
3番の七野 怜中堅手3年(右投・左打)は、打率366(公式戦472)
4番の北嶋 陸一塁手3年(右投・右打)は、打率370(公式戦458)
5番の木下康司右翼手3年(右投・右打)は、打率293(公式戦464)
スイングも鋭く、勝負強い打者が並んでいます。
◇投手力
左右の2枚看板!
背番号1を付けるのは、右投げの赤羽 陸投手3年(右投・左打)で、
最速140㌔のストレートにスライダー、ツーシームとキレのいい変化球が武器です。
防御率…1.08(公式戦1.27)
エースと並ぶのが、左腕の栗栖拓巳投手3年(左投・左打)で、
130㌔台半ばのストレートに多彩な変化球を持つ投手で、安定感は赤羽投手以上とのことです。
防御率…2.75(公式戦2.02)
・宮本 凌投手2年(右投・右打)…防御率5.54(公式戦1.13)
・相良優樹投手3年(右投・右打)…防御率0.84(公式戦0.00)
監督の期待も高い背番号「1」の赤羽投手の課題は制球力!
この冬のトレーニングでその課題も克服しつつあるようです。
甲子園にきて、ますます成長する予感がします。
◇監督プロフィール
半田 真一氏(はんだ しんいち)
1980年4月5日生
和歌山県生まれ
市和歌山商高から愛知学院大へ進まれています。
2004年からコーチを務め、2012年から監督に就任されています。
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まとめ
豪打というよりもコツコツと連打を重ね得点を積み重ねていくタイプのチームです。
その得点を左右の両投手を中心とした堅い守りで勝ちに繋げていきます。
レギュラー9人中、身長160㎝と小柄な選手が4人と小柄ながら、
器用に優れた選手あり、パワフルな選手もありと、目が離せないチームです。
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