第88回選抜高校野球大会に、7年ぶり5回目の出場となる山口県の南陽工。
山口県立南陽工のOBで知られるのは、「炎のストッパー」といわれた広島の投手故・津田恒実さんです。
津田恒実さんが活躍した1978年は、甲子園に初出場した春でした。
その年は、もちろん津田投手の活躍で初出場で8強入りという快挙を成し遂げています。
南陽工は、これまで甲子園に春4回、夏3回の計7回の出場がありますが、
甲子園での通算成績は5勝7敗で、甲子園の最高順位は、春夏通じベスト8が春に2回(1978年・2009年)となります。
2009年の8強入りした年は、阪神の岩本輝投手を擁していました。
2015年の秋季山口県大会では3位となり秋季中国大会に出場。
中国大会では、一回戦・鳥取城北と対戦し5-6で勝利、
準々決勝戦・早鞆(山口1位)に5-3で勝利し、
準決勝戦・如水館(広島)に3-6で勝利、
決勝戦・創志学園(岡山)に12-1で敗退しています。
中国地区2位となった南陽工は、堂々のセンバツ出場となりました!
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南陽工のデータ
新チームとなってからの成績をみてみましょう。
まず公式戦を含む試合成績は、42試合行い26勝15敗1分となっています。
公式戦は、10試合で8勝2敗といった成績を残しています。
南陽工の新チームの特徴ですが、いかなる展開でも粘り強いチーム!
◇攻撃力
チーム打率は277で、公式戦10試合での打率は272となっています。
打線の軸となるのは、3番の山口勇太三塁手3年(右投・左打)で、
打率366(公式戦359)とミートの上手い選手です。
主将の山崎大輔遊撃手3年(右投・左打)は、1番打者で打率272(公式戦237)と数字こそ低いですが、四死球がチーム一多く、選球眼の良い選手です。
4番の藤本大輔捕手3年(右投・右打)は、打率303(公式戦263)で、
5番の重富将希投手3年(右投・右打)は、打率344(公式戦350)と長打もあります。
秋季大会では、1試合平均4.7得点となっていますが、
長打より犠打や四死球などでチャンスを広げて得点していくチームです。
◇投手力
南陽工のエース・重富将希投手3年(右投・右打)は、130㌔台後半のストレートに
スライダー、カーブを持ち球としています。
防御率…3.45(公式戦3.19)
・藤本大輔捕手兼投手3年(右投・右打)…防御率6.14(公式戦3.90)
・寶木克樹投手2年(右投・右打)…防御率2.23(公式戦2.16)
・藤井 傑投手3年(左投・左打)…防御率3.60
監督からの信頼も厚い藤本捕手兼投手は、フォーム修正のために昨年から捕手に挑戦しているそうです。
それまでは、背番号1をつけ130㌔台のストレートと多彩な変化球を低めにコントロールし、
打たせて取るタイプの投手です。
◇監督プロフィール
山崎 康浩氏(やまさき やすひろ)
1961年12月7日生
山口県生まれ
山口高から二松学舎大へ進まれています。
1988年~2001年まで下関中央工高で野球部監督を務められ、
2005年に南陽工高の監督に就任されています。
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まとめ
秋季中国大会の決勝戦では、創志学園の好投手・高田萌生投手の前に打線も奮起できず、
12-1と大敗を喫したています。
その悔しさをバネに冬場は、1日5000スイングに取り組むなどし励んできたようです。
前回センバツに出場した2009年には、8強入りしています。
このセンバツはその成績以上を目標にしています!
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