選抜高校野球2016に出場する高松商の戦力分析!

第88回選抜高校野球大会に20年ぶり26回目の出場となる香川県の高松商


高松商は、2015年の秋季香川県大会で準優勝

2015年秋季四国大会では、決勝戦で名門の明徳義塾と対戦し6-1で勝利し優勝しました。


その勢いのまま出場した、明治神宮大会においても、見事に優勝を成し遂げ20年ぶりに甲子園に戻ってきます。

この高松商は、1900年(明治33年)に高松市立商業学校として設立され、
野球部の創部は、1909年になります。


歴史ある高校ですね。


学制改革により1948年に香川県立高松商業高等学校に改称され、
現在にいたっていますが、過去、甲子園の出場は、夏19回春25回とまさに古豪復活といえます。


高松商は甲子園での戦歴もすごいんです。

春優勝2回(1924年・1960年)・春準優勝2回(1925年・1961年)

春ベスト4が2回・ベスト8が7回、


夏優勝2回(1925年・1927年)・ベスト4が1回、ベスト8が4回


春センバツ優勝の1924年といえば、大正13年の第1回選抜大会になります。

その時の決勝戦の相手は、あの早稲田実業です。


1990年代には、低迷の時期もあったようですが、1996年には春夏連続出場を果たし、
またそれ以降は、甲子園まであと1勝のところで泣かされてきました。


昨年の秋季四国大会では、26年ぶり8度目の優勝を果たし、
明治神宮大会においても、札幌第一大阪桐蔭敦賀気比の強豪校を倒し、優勝しています。


今年は、56年ぶりのセンバツ優勝を狙っていけるチームとなっていますね。



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高松商のデータ


新チームとなってからの成績をみてみましょう。

まず公式戦を含む試合成績は、51試合行い39勝12敗となっています。

公式戦は、12試合で12勝0敗といった成績を残しています。


高松商の新チームの特徴ですが、投打のバランスがとても良いチームで、勝負勘や状況判断など的確なところが素晴らしいです。



◇攻撃力

チーム打率は336で、公式戦12試合での打率は306となっています。

本塁打は、チーム全体で29本(公式戦では10本)となっています。


打線の特徴は、ジグザグ打線にあります。

打者を右、左と交互に並べた打線ではなく、足の速い選手、遅い選手を交互に起用されています。

その打線の中心は、3番で主将も務める米麦圭造遊撃手3年(右投・右打)で、
打率425(公式戦327)、本塁打3本と攻守にわたり監督が最も信頼する選手です。


チーム一の長打力の持ち主といえば、4番の植田響介捕手3年(右投・右打)で、
打率393(公式戦244)、本塁打11本(公式戦4本)を記録しています。


また、5番の美濃晃成二塁手3年(右投・左打)は、打率324(公式戦366)、
本塁打5本(公式戦2本)で、盗塁は27(公式戦11)と長打と足がある選手です。


斬り込み隊長、1番の安西 翼中堅手3年(右投・左打)は、打率402(公式戦373)、
本塁打も2本打っていますが、盗塁が30(公式戦7)あり積極的な選手です。



◇投手力

エースの浦 大輝投手3年(右投・右打)は、防御率1.96(公式戦2.00)

右の本格派投手で、制球力もよくボールの球威もあります。


多田宗太郎投手3年(右投・右打)…防御率2.79(公式戦3.54)

美濃晃成投手兼内野手3年(右投・左打)…防御率1.61(公式戦0.00)


多田宗太郎投手は、右のサイドハンドで、緩急をつけた投球が得意です。


美濃晃成投手は、クローザーとしての起用で、最速143㌔のスレートで思い切りの良い投手です。



◇監督プロフィール

長尾健司氏(ながお けんじ)

1970年4月23日生

香川県生まれ

丸亀高から順天堂大へ進学されています。

中学で教鞭をとり、2014年に高松商の監督に就任されています。



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まとめ


古豪復活!!


明治神宮大会での闘いぶりなど考慮すると、優勝候補筆頭といったところです。


長尾監督の采配もよく、選手のメンタルな部分も優れています。


今大会一番の注目校です!!

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