第88回選抜高校野球大会に、13年ぶり2回目の出場となる熊本県の秀岳館。
秀岳館は、2015年秋季熊本県大会で優勝し、秋季九州大会に進出に制覇しました。
○2回戦・明豊に4-2
○準々決勝戦・八重山に8-1
○準決勝戦・日南学園に6-1、
○決勝戦・海星に13-2
と、やや苦戦したのは、2回戦明豊との試合のみ。
その試合に勝ったことで、波に乗れたともいえます。
九州王者として出場した明治神宮大会では、1回戦に東邦(愛知)に4-2で敗退しています。
秀岳館は、これまで甲子園には、春夏1回ずつの出場があります。
(春2003年・夏2001年)
甲子園での勝利は、夏1勝していますが、春は未勝利となっており、
今年こそは、センバツでまず1勝を目指しますが、個人的にはダークホース的な存在かと思っています。
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創志学園のデータ
新チームとなってからの成績をみてみましょう。
まず公式戦を含む試合成績は、41試合行い36勝3敗2分となっています。
公式戦は、11試合で10勝1敗といった成績を残しています。
秀岳館の新チームの特徴ですが、攻守ともに隙がないチーム!
◇攻撃力
チーム打率は374で、公式戦11試合での打率は372となっています。
本塁打は、チーム全体で27本(公式戦では8本)となっています。
打線の中心は、4番で主将も務める九鬼隆平捕手3年(右投・右打)で、
打率441(公式戦511)、本塁打10本(公式戦4本)と勝負強く長打力のある選手です。
もともと打力には定評があるチームですが、
3番の木本凌雅一塁手2年(右投・右打)は、打率477(公式戦488)、
5番の堀江航平二塁手3年(右投・右打)は、打率376(公式戦356)
と、強力なクリーンアップとなっています。
また、1番の松尾大河遊撃手3年(右投・右打)は、打率403(公式戦283)、盗塁17(公式戦4)
2番の原田拓実中堅手3年(右投・左打)は、打率288(公式戦372)、盗塁15(公式戦5)
と、足をからめた攻撃も得意とします。
6番の廣部就平三塁手2年(右投・右打)は、打率379(公式戦353)、本塁打6本(公式戦1本)、
7番の天本昴佑左翼手3年(右投・右打)は、打率447(公式戦452)
と、怖い打線となっています。
センバツでは、調子の良い選手との打線の入れ替えも十分考えられますね。
◇投手力
右腕の2枚看板!
昨秋、エース番号を付けたのは、有村大誠投手3年(右投・右打)で、
身長184㎝と長身から最速143㌔のストレートを投げ込んできます。
防御率…1.78(公式戦1.93)
もう一人目は、堀江航平内野手兼投手3年(右投・右打)は、
6月に右肩を痛めたため、二塁の守備にいましたが、ここにきて復帰!
キレのある変化球が持ち味です。防御率…1.09(公式戦0.00)
・中井雄亮投手3年(左投・左打)…防御率1.35(公式戦4.26)
・田浦文丸投手2年(左投・左打)…防御率1.66(公式戦0.77)
投手陣の層も厚いようですね。
◇監督プロフィール
鍛冶舎 巧氏(かじしゃ たくみ)
1951年5月2日生
岐阜県生まれ
県岐阜商高から早大へ進まれています。
大学卒業後、松下電器で社会人野球をされ、
1975年に阪神から2位指名を受けていますが、入団を拒否!
阪神の2位指名を蹴るとは…なんともスゴイ方ですね。
さらに…
現役引退後は、松下電器の監督を務め、甲子園中継の解説もされており、オール枚方ボーイズの監督をされ、日本一に12回も導いておられます。
秀岳館には、2014年から監督に就任されています。
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まとめ
秀岳館の選手には、かつて枚方ボーイズの監督をされていた頃の教え子たちが、
鍛冶舎監督のもとプレーをしています。
(有村投手、九鬼捕手、木本一塁手、堀江二塁手、廣部三塁手、松尾遊撃手など)
秀岳館と対戦したチームは、よく「社会人野球みたい」と口にされるようです。
それだけ高い技術と力があるチームだということですね。
甲子園での試合が楽しみな高校の一つです。
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